いつもニコニコ全力疾走、こまっちです。
名古屋近郊のとある本屋での出来事。
ランニング関連の雑誌を物色してると、高校生くらいの男女2人が駆け込んできました。
2人は「あったーー!これだ!」と叫びながら「トレイルラン」2017夏号を手に取りレジへ。こまっちもこの雑誌が気になって買ってしまったのは言うまでもありません。
トレラン雑誌を若者が手に取る。日本の未来は明るいと確信した夏の日の午後でした。
いったい、この雑誌のどこに高校生のカップルを刺す要素があったのかは、謎であります。
トレランは「人生を楽しむためのスタイル」
トレランというのは、本質的には競技というよりもサーフィンとかスケボーとかみたいな「人生を楽しむためのスタイル」に近いと感じています。
その最たる例がこのレース。
68ー69ページの「秋の人気レース攻略ガイド01」で紹介されている。信越五岳トレイルランニングレースです。

信越五岳に100マイルコースが誕生
今年から100マイルレースが誕生してさらにパワーアップした人気レースです。こまっちも何度かエントリーにチャレンジしたことはあるのですが、エントリー画面が固まったまま第ゼロ次関門で門前払いをくらっています。
「神聖な雰囲気」「フカフカなトレイル」「多様な景観」「満点の星」などレースの紹介とは思えない、旅のガイドブックにあるような言葉が踊っています。100マイルとかは常人には考えられないくらい厳しいレースなのに、なぜだかワクワク感が湧き上がってきますね。
106-109ページには、石川弘樹さんが連載「On My Journey」で信越五岳100マイル化への思いを語っています。「ストーリーのあるコースレイアウト」をレースづくりで一番意識されたそうで、最初の100マイルどんな物語があるのか、出場しない僕もネットで速報を見て楽しもうと思います。
山で走ると怖いのが足首の捻挫
2本足で走ることを選んだ人間の弱点といえるのが足首の捻挫です。

捻挫したときのためにテープは必ず持っていこう
ちょっとした穴にはまったり、根っこに引っかかったとか、もう本当に簡単に足首はグキっといくんですよ。
こまっちの場合は、あたりが薄暗くなってきて疲れて集中力も落ちてくる夕方に、よくグキグキいきます。
捻挫予防には、視界が悪かったり路面状態に自信が持てなかったらスピードを落とすのが鉄則です。
でも、それでもやっぱりグキっとくるんですよ。だから、絶対に準備しておきましょう。
なにをどう準備するのかは、32ページを読んどけばバッチリ!固めてとりあえず家に帰ろう。病院行くとかはその後考えればいい。
ランニングフォームは「胴体が主役で脚はわき役」
今、こまっちが一番注目してるランニングフォームが高岡尚志さんの「ナチュラルランニング」です。

ナチュラルランニングで故障よさらば
58-61ページに特集があったので、思わずうれしくなりました。
「無理のないナチュラルな動きを体得することで、故障しにくいランナーになれる」という走法です。
正直なところ、胴を台形にするとか大転子で加速するとかは、いっぺんに頭に入ってこないかな。
ですが、この写真のフォームをまねてみるというくらいなら誰にでもできることです。
まず第一歩、「胸から前へ」「肩からかかとまで1本の脚のように」「離地のポイントをできるだけ後ろに」をまねして膝痛のないフォームに変えていこうと思う。
そして、このフォーム、陸上長距離界の神様的存在であるモーファラー様そっくりなのです。
人間が走るための自然なフォームは、ケガにも強く、スピードも出る。当然の理屈ですな。
トレランを始める人の道しるべになる一冊です
トレイルでのマナー、補給や応急処置、レースでの楽しみ、最新アイテムの紹介、トレーニングや故障予防法などなど、トレランで必要なことはすべて網羅されています。
トレランの世界をのぞいてみたい方にはぴったりな一冊です。ぜひ、立ち読みではなく買ってじっくり読んでくださいね。
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