バハダIIIは走る気にさせてくれるシューズ

万能さで人気のシューズ

トレイルランナーに一番人気のシューズといえば、2012年に発売されたモントレイルの「BAJADA(バハダ)」で決まりでしょう。

人とシーンを選らばぬ万能さと、第一人者の石川弘樹さんが履いているモデルということもあり、トレランを代表するシューズと知られています。

バハダは石川弘樹モデルとしても有名

大人気だったバハダからフルモデルチェンジを経て2015年発売の「BAJADAⅡ(バハダ2)」へ。そして、モントレイルがコロンビア傘下になってマイナーチェンジとなったのが2017年発売の「BAJADAⅢ(バハダ3)」であります。

ちなみに「Bajada」という言葉の意味は、乾燥していて岩が転がってるような扇状地を言うようです。よく分かりにくいので要約すると、ゴツゴツした平地ということだと思います。

バハダ1から3へ、5年間の進化とは?

バハダ1のあまりの耐久性の高さから2は買いそびれてしまいました。

トレイルで履きこんで既に現役引退したバハダ1は、ソールがツルツルになっても履きやすさは変わらないので、現在はウォーキングシューズとして愛用中。今はバハダ3がトレイルの相棒として頑張ってくれています。

バハダ1からバハダ3へ、5年間の違い結構あるんですよね。

シューレースが丸紐から万能型平紐へ

バハダ1は、ほどけやすい丸紐なのでフルパワーで締めないと必ずほどけてました。

一般的に丸紐は、伸縮性があるので履いたときにフィット感は高いのですが、ほどけやすいという弱点を持っています。一方、平紐は伸縮性が少ないのでフィット感は低めですが、ほどけにくいという性質がありレース仕様の紐と考えられています。

バハダの紐比較

左が1の丸紐、右が3の平紐

バハダ3は平紐に変更されてました。紐を引っ張ってみると、伸縮性があるんですよ。フィット感があってほどけにくいという、いいとこどりの最近はやりの紐ですね。

しっかり締めとけばほどけることは、ほとんどありません。バハダ1の弱点だったほどけやすい紐は、5年間できれいさっぱり解消されてます。

紐が長くなってるのでダブルアイレットOK

紐の長さも長くなってます。バハダ1では普通に紐を締めたら長さがピッタリという感じでした。

バハダ3では、ダブルアイレットで結ぶとちょうどいい長さになります。

ダブルアイレットでかかとのズレを防ぐ

2017.09.11
ダブルアイレットで紐を結んだ

ダブルアイレットを使ってシューレースを結ぶと結び目がいい長さに

穴も最初から用意されてるので、ガシガシ走るときはダブルアイレットにしとくといいでしょう。万能平紐によるフィット感の高さと、ダブルアイレットのホールド感アップで履き心地はさらにアップします。

シューホールがループに

シューホールがループに変更

見た目の変化で一番大きいのが靴紐を通すシューホールがループに変わったことです。

ホールだと紐が当たる点でしか固定できませんが、ループだと面で紐を固定できます。シューレース部全体でシューズと足を固定できるので、足の動きが多いトレイルではこっちの方が有利な方式でしょう。

ホールの方が脱ぎ履きしやすいのは事実です。ただ、バハダはそこらへんの散歩靴とは違って、しっかり履いてから「いざ出発!」なシューズなんで、若干めんどくさいループでも問題なしです。

サイズ感はアシックスのニューヨークと同じ

僕は甲高で、ナイキだと細くてイマイチ合わないけど、バハダならジャストフィット。

エアズームペガサス34は、ナイキらしい甲が低い細身のシューズ

2017.08.12

バハダはアシックスと共同開発でもしてるんじゃないかと思うくらい、ジョギング用シューズのニューヨークと似たサイズ感です。1も同じサイズ感なので、足型は変わってないと思われます。

1と3の大きさを比べてみた

1と3はサイズ感は同じ

店頭にバハダが置いてなくてアマゾンとかの通販で買うときは、アシックスニューヨークを試着してばっちりなサイズを調べておきましょう。帰ってからネットで、そのサイズのバハダをポチっとやればOKです。

長い距離ほど楽になる極上クッション

一番変わった部分は、クッションですね。完全に別のシューズに生まれ変わってます。

バハダ1は、クッションなんて感じられなくて、着地したときにガシっと地面からの衝撃が伝わってきます。

バハダ3では、厚底シューズのようなフワっとした着地感になるフリューイッドフォームというミッドソールを使っています。ただ単に柔らかいというだけでなく、足が地面から離れる瞬間に反発力も感じられます。ソフトに着地した後、グイっと体を前に押してくれるような走り心地です。

ワクワクさせる履き心地

なんだかワクワクしてきますね。走る気にさせてくれるシューズです。

衝撃吸収力と反発力のあるバハダ3のクッションなら、長い距離を走ると疲労感に大きな差ができるはず。というか、ウルトラトレイルまで視野に入ってるシューズだから当たり前ですか。

トレイルに限らず、ロードのウルトラマラソンでも秘密兵器になるのではと考えているところです。

ソールは変わってない

バハダ1と3のソールを見比べてみると、違いはわずかしかありません。1のモントレイルのマークから「montrail」のロゴが消えています。モントレイル色を薄くして、コロンビア色を出していきたいのでしょう。

ソールの比較

上が3、下が1のソール。ロゴ以外変わってません

耐久性が高いと言われたバハダ1のソールが変わってないということは、3も耐久性に期待が持てます。ガシガシ走り込んでやりましょう。

ただ、石をかみやすかった、かかと部分のパターンも変わってません。ソールをほじるシーンも変わらないでしょう。

生地も変わってない

厚手で柔らかいメッシュ生地はバハダ1と変わらず。通気性がいいので、シューズ内が蒸れず快適にランニングを楽しめます。

生地は厚手のメッシュ

1も3も、蒸れにくいけど濡れやすい

ただ、水たまりに入ると一瞬で靴下が濡れるのもバハダ1から変わらず。ちょっとイラっとくる瞬間であります。

トレイル走ってるときに、そんな小さいことでイラついとったらイカン!

ヒールカウンターが頑丈になった

かかとをホールドする部分が高くなったように感じました。が、比べてみると高さは変わらず。

ヒールカウンターの比較

ヒールカウンターの高さは変わらず。頑丈になってます

高さじゃなくて、硬く頑丈になってました。

バハダ3は最初履いたとき、ヒールカウンターが擦れて違和感を感じましたが、今はもう別にどうとも感じなくなりました。

ベリーショートのソックスだとヒールカウンターと肌が直接当たるので、ショート丈にしておけば擦れることはありません。

コロンビア色が前面に

バハダ3のデザイン

コロンビアのロゴが大きく前面に。バハダ3のマークもかかと部分にあります

外観を見てみると、モントレイルのロゴよりも大きくコロンビアのロゴが上に描かれています。テイストの違う大小2つのロゴが上下に重なって、とってつけた感が否めないかっこ悪いデザインです。

大会社の傘下になって、将来的にモントレイルは消えていく運命にあるんでしょう。たとえ「モントレイル」の名前が消えても、いいシューズを作ってきた魂は受け継いでいってほしいと思います。

細かいところでは、「BAJADAⅢ」というモデル名が小さく書かれています。シューズの見た目はみんな似たりよったりなんで、モデル名が書いてあると分かりやすくていいですね。

まとめ

バハダはいいシューズだ

バハダ1と3を比べて5年間の進歩をチェックしてきました。

大きく変わったのは2点。

  • 紐が伸縮性のある万能型平紐になってほどけにくくなった

  • 衝撃吸収と反発力のあるクッションが走る気にさせる

さなぎが蝶に変わるような変貌を遂げたかと言われると、あんまし変わってないように見えます。

しかし、実際に履いてみないと分からない変化ですが、走りやすさに関わってくる部分が大きく進化していました。

バハダはこれからも履き続けたいシューズです

続くモデルがおかしなことにならない限り、「トレイルはバハダで走りたい」と思わせてくれるシューズとなってます。「ロードでもウルトラならバハダでいける」かどうかは、これから検証してみたいと思ってます。

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